
AI コーディングアシスタントの Cody(コーディ)を実際に1ヶ月使ってみました。Sourcegraph という会社が作った AI ツールで、GitHub Copilot や Cursor とは少し違った特徴があります。この記事では、良かった点も残念だった点も正直にお伝えします。
この記事でわかること
私がCodyを試してみようと思ったのは、会社のコードベースが大きくなりすぎて、新しいメンバーが理解するのに時間がかかっていたからです。複数のリポジトリ(コードを保管する場所)にまたがったプロジェクトを扱っており、GitHub Copilotでは1つのファイルしか見てくれないという限界を感じていました。Codyは最大10個のリポジトリを同時に参照できると聞き、これなら全体像を把握してくれるかもと期待しました。また、Claude や GPT など複数のAI(LLM:大規模言語モデル)を切り替えられる点も魅力的でした。
最初の1週間は正直、戸惑いました。設定が他のツールより少し複雑で、リポジトリを登録する手順に時間がかかったからです。ただ、一度設定が終わると、コード補完の精度が驚くほど高くなりました。単にコードを書くだけでなく、チャット機能で「このファイルは何をしているの?」と聞くと、関連するファイルまで含めて説明してくれます。他のツールと比べて、コンテキスト(前後の文脈)を理解する力が強いと感じました。ただ、動作が少し重く感じる瞬間もありました。
1. 大規模プロジェクトでも全体を理解してくれる
複数のリポジトリやモノレポ(1つの大きなリポジトリにいろんなプロジェクトが入っている形式)で特に強いです。関連するコードを自動で探してきて、提案してくれるので、手動で探す時間が大幅に減りました。
2. AIモデルを自由に切り替えられる
Claude 5 Opus、GPT-5 Turbo、Gemini Ultra 2.0 など、タスクに応じて最適なモデルを選べます。複雑なリファクタリング(コードの整理)にはClaudeを、スピード重視ならGPTをという使い分けができるのは便利でした。
3. セキュリティ設定が細かくできる
Context Filters という機能で、特定のコードを外部のAIに送らないよう制限できます。会社の機密情報を扱う場合、この設定があると安心して使えました。
1. 料金が高い
2025年7月から無料プランが廃止され、2026年現在はエンタープライズ専用で月額59ドル(約9,000円)からです。GitHub Copilotは月10ドル、Cursorは月20ドルなので、個人や小規模チームにはかなり高く感じます。
2. 初期設定が少し複雑
リポジトリを登録して、権限を設定して、という手順が他のツールより多いです。初めて使う人は、公式ドキュメントを読みながら進める必要があります。1時間くらいかかりました。
3. 動作が重い時がある
大量のコードを読み込んでいるせいか、たまに補完の表示が遅れることがありました。特にネットワークが不安定な時は、数秒待つことも。ローカルで動く軽量なツールと比べると、この点は改善してほしいです。
GitHub Copilot を半年ほど使っていたので、よく比較しました。Copilot は軽くて速く、すぐに使い始められる手軽さがあります。一方、Codyは設定に時間がかかる分、コードベース全体を理解してくれる深さが違います。たとえば「この API エンドポイントを使っている箇所を全部教えて」と聞くと、Copilot は現在のファイルだけ見ますが、Cody は複数のリポジトリから探してリストアップしてくれました。チーム全体で大きなプロジェクトを扱うなら Cody、個人で小さなプロジェクトなら Copilot という使い分けが良さそうです。
おすすめする人
おすすめしない人
1ヶ月使ってみて、Cody はエンタープライズ向けに特化した本格的なツールだと実感しました。価格は高いですが、チーム全体の生産性を考えると十分に元が取れると思います。ただし個人で趣味のプロジェクトに使うには、ちょっとオーバースペックかもしれません。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。
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