
この記事でわかること:
株式会社エクサウィザーズのグループ会社、Exa Enterprise AIは2026年7月3日、法人向け生成AIサービス「exaBase AI」に新機能「スライド作成ツール」を追加したと発表しました。
この新機能は、ユーザーがチャットに内容を入力したり資料を添付したりするだけで、AIが自動的にスライドの構成・デザイン・レイアウトを生成し、PowerPointファイルをワンクリックでダウンロードできるようにするものです。
つまり、「会議の議事録をスライドにまとめてほしい」と伝えるだけで、編集可能なパワーポイント形式の資料が完成します。これは、資料作成の時間を大幅に短縮する画期的な仕組みといえるでしょう。
新しいスライド作成ツールは、以下のような流れで動きます。
まず、ユーザーがexaBase AIのチャット画面に「提案書のスライドを作りたい」といった指示を入力します。このとき、元になる資料(PDFやWordファイルなど)を添付することも可能です。
AIはその内容を読み取り、スライドの構成を自動的に考えます。たとえば、提案書なら「課題」「解決策」「導入効果」といったセクションに分けて整理してくれるのです。
さらに、デザインやレイアウトまでAIが決めてくれます。文字の配置、色使い、図表の配置などを考える必要はありません。
表やグラフも自動で作成されます。数値データを渡せば、AIが適切なグラフ形式を選んで見やすく整えてくれます。
そして最後に、PowerPointファイルとしてダウンロードできます。ダウンロード後は、PowerPointで自由に編集できるので、細かな調整も簡単です。
重要なのは、会社独自のスライドマスター(テンプレート)に対応している点です。多くの企業では、社内資料に決められたデザインやロゴ配置のルールがあります。exaBase AIはそうしたテンプレートを反映してスライドを生成できるため、あとから形式を整え直す手間がかかりません。
従来のやり方では、資料作成に3つのステップが必要でした。
まず、AIに内容を考えてもらい、次にそれをコピーしてPowerPointに貼り付け、最後にデザインやレイアウトを手作業で整える、という流れです。この方法だと、時間がかかるうえにミスも起こりやすくなります。
新しいスライド作成ツールでは、これが1ステップに短縮されました。チャットに入力してから完成ファイルを受け取るまで、すべてがシームレスに完結します。
エクサウィザーズは「ユーザー体験を向上させ、資料作成にかかる時間を大幅に短縮します」とコメントしています。
たとえば、会議の議事録から報告資料を作る場合、従来なら30分〜1時間かかっていた作業が、数分で完了する可能性があります。これは、ビジネスパーソンにとって大きな時間の節約になるでしょう。
exaBase AI(エクサベースAI)は、2023年6月にサービスを開始した法人向けの生成AIサービスです。
2026年7月時点で約1,400社が利用しており、富士キメラ総研の調査で「サードパーティ対話型生成AIアプリケーション」部門において市場シェア1位を獲得しています。
つまり、日本国内で最も多くの企業に選ばれている法人向けAIサービスといえます。
なぜこれほど多くの企業に選ばれているのでしょうか。大きな理由は、セキュリティとコンプライアンス(法令遵守)への対応です。
exaBase AIは、企業が安心して使えるよう、利用状況の管理機能や禁止ワードの登録機能を備えています。また、企業が独自のファイルをアップロードして、AIに社内情報を学習させることも可能です。
さらに、自治体への導入実績も豊富です。2026年2月時点で、全国の都道府県庁の53%にあたる25の都道府県で「exaBase 生成AI for 自治体」が導入されています。埼玉県、静岡県、兵庫県、広島県、沖縄県などが含まれます。
行政専用ネットワーク「LGWAN(エルジーワン)」にも対応しており、200以上の官公庁・自治体で利用されています。
こうした実績は、exaBase AIが高いセキュリティ基準を満たしていることの証明といえるでしょう。
2026年時点で、AIによるスライド作成ツールは数多く登場しています。代表的なものを比較してみましょう。
イルシルは、日本企業が開発した日本語特化のツールです。3,000種類以上の日本向けテンプレートを搭載しており、派手すぎないシンプルなデザインが特徴です。営業資料や社内報告書に向いています。
Canva AI 2.0は、2026年に大幅に機能が強化されたグローバルツールです。テキスト生成(Magic Write)、画像生成、ブランドガイドラインの自動反映(Brand Intelligence)などが利用できます。デザイン性の高い資料作りに強みがあります。
Microsoft 365 Copilotは、PowerPoint上で直接AIによるスライド生成やデザイン提案を受けられるツールです。Office環境との親和性が最も高く、既存のワークフローに組み込みやすい点が特徴です。
では、exaBase AIのスライド作成ツールはどこが違うのでしょうか。
最大の特徴は、企業向けのセキュリティとカスタマイズ性です。社内テンプレートに対応し、禁止ワードや利用状況の管理ができるため、大企業や公的機関でも安心して使えます。
また、既にexaBase AIを導入している企業にとっては、追加の学習コストがほとんどかかりません。普段使っているチャット画面の延長で、スライド作成まで完結するからです。
日本企業の商習慣やビジネス文化を理解した上で設計されている点も、海外製ツールとの違いといえるでしょう。
スライド作成ツールは、既存のexaBase AIユーザーであれば追加申し込みなしで利用できます。
利用開始の手順はシンプルです。組織の管理者が、exaBase AIの設定画面で「スライド作成(PowerPoint)」機能を有効化するだけで、組織内のメンバーが使えるようになります。
ツール自体に追加料金はかかりません。ただし、スライド生成時のAIによる文章生成には、契約しているプランに応じた従量費用が発生します。
つまり、exaBase AIの基本契約があれば、すぐに使い始められるということです。
対象ユーザーは、会議議事録から報告資料を作る人、提案書のたたき台を素早く作りたい人、社内勉強会の資料を準備する人など、日常的にスライド作成が必要なビジネスパーソン全般です。
AIによる資料作成支援は、2026年に入ってさらに進化を続けています。exaBase AIのスライド作成ツールは、「時間がかかる」「手間がかかる」というビジネスパーソンの悩みを解決する、実用的な選択肢の一つといえるでしょう。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。
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