昭和の商店街に20代が集まる——「地元感」を買いに来る若者たちの正体
リード かつて「シャッター街」と呼ばれていた商店街に、今、20〜30代の姿が増えている。東京・西荻窪や大阪・天神橋筋など、全国の老舗商店街では2024年以降、若年層の来客数が顕著に伸び始めた。週末の人出が2年で約1.8倍になったという事例も出始めている。「地元感」という曖昧な言葉に、これだけの人が引き寄せられているのが、ちょっと面白い。 何が起きているのか 日本商店街振興組合連合会の調査(2026...
リード かつて「シャッター街」と呼ばれていた商店街に、今、20〜30代の姿が増えている。東京・西荻窪や大阪・天神橋筋など、全国の老舗商店街では2024年以降、若年層の来客数が顕著に伸び始めた。週末の人出が2年で約1.8倍になったという事例も出始めている。「地元感」という曖昧な言葉に、これだけの人が引き寄せられているのが、ちょっと面白い。 何が起きているのか 日本商店街振興組合連合会の調査(2026...
リード 東京都内の銭湯数は2025年時点で約420軒。ピーク時の1968年には2,687軒あったことを思えば、数字だけ見れば衰退の一途だ。だが一部エリアでは逆に客足が戻りつつあり、しかもその多くが20〜30代の若者だ。「高くてフォトジェニックなスパより、古くて地味な銭湯の方がいい」——そんな感覚の変化が、今静かに広がっている。 何が起きているのか 2025年後半から2026年にかけて、SNSでは「...
リード 「飲めないんじゃなくて、飲まないんです」——そんな言い方が、20代・30代のあいだで少しずつ当たり前になってきた。お酒を完全にやめるわけではないけれど、意識的に「飲まない時間」を選ぶライフスタイル「ソーバーカリアス(Sober Curious)」が、都市部の若者を中心にじわじわと浸透している。 何が起きているのか 2026年の国内ノンアルコール飲料市場は約3,200億円規模に達するとみられ...
リード 8月上旬、東京都心の最高気温は5日連続で38度を超えた。そんな夏に、朝5時のカフェへ向かう20〜30代が静かに増えている。「早起き」や「朝活」という言葉はずっとあったけれど、今年の気配はちょっと違う。習慣の話というより、生き延びるための設計変更に近い。 何が起きているのか 今年6月ごろからSNSで「5時カフェ」「早朝モーニング」というタグが目立ちはじめた。都内の一部コーヒーチェーンや個人経...
リード 8月の新宿、昼12時すぎ。地上に出た瞬間の照り返しはもう容赦がない。気になったのは、日傘を差しながら歩くスーツ姿の男性だった。周囲に5人いて、そのうちの1人が傘を持っていた。2年前には、ほとんど見なかった光景だ。今夏の男性日傘使用率は推計23%(業界団体調べ・8月上旬時点)。3年前の約12%からほぼ2倍になった。数字より先にその「気配」は街に漂っていたが、ちょっと面白い。 何が起きているの...
リード 「Spotifyより、針音がいい」——そんな声がじわじわと広がっている。日本レコード協会の最新データによると、2026年上半期のアナログレコード国内出荷枚数は前年同期比23%増。この波を動かしているのが、意外にも「リアルタイムでレコードを知らない」20代の若者たちだ。 何が起きているのか 2026年上半期、アナログレコードの国内生産枚数は2023年比で約1.5倍に達した。購入者層の変化が顕...
リード 洋服の穴を繕う動画、色あせたデニムを染め直した写真、ほつれたニットを「かけはぎ」に出したという報告——今年の夏、そういう投稿がXのタイムラインに増えた気がする。気のせいではないかもしれない。アパレル各社が値上げを続けるなか、「買う」より「直す」を選ぶ人が静かに増えている。 何が起きているのか 国内の主要アパレルブランドは、原材料費・人件費の高騰を受け、2024年から2026年にかけて平均1...