
書いた記事は、読ませる以外の届け方があります。MiraiPage には**AIによる音読**と**自動翻訳**が組み込まれていて、どちらも書き手側の追加作業はほぼゼロです。使い方と、効く条件を書きます。 ## 記事をAIに音読させる 記事ページに「聴く」ボタンがあります。押すと、本文を読み上げた音声が再生されます。 Google の Gemini による音声合成で、生成された音声は保存されるので、**2人目以降は待ち時間なしで再生できます**。最初の1人だけが生成を待つ形です。 ### 何が起きているか 読み上げの前に、本文はプレーンテキストに整形されます。見出しの `##`、太字の `**`、箇条書きの `-`、リンク記法、コードブロック、画像──これらは全部取り除かれてから音声になります。 つまり**記号がそのまま読み上げられることはありません**。Markdown で普通に書いておけば大丈夫です。 ### 上限と条件 - 読み上げるのは**本文の先頭から12,000文字まで**。超えた分は切られます - 対象は**公開済み・無料・サロン限定でない記事**だけ 3つ目が重要です。**有料記事とサロン会員限定記事は音読できません。** 音声から本文が漏れるのを防ぐための制限で、意図的にそうなっています。 ### 書き手が得をする使い方 音読が効くのは、読者が**手を使えない状況**です。通勤中、料理中、運動中。 長い記事ほど効きます。3,000字を超える記事は「あとで読む」に入れられて忘れられがちですが、音声なら移動中に消化されます。**長文を書いたら、記事のどこかで「聴くこともできます」と一言添えておく**だけで、消化率が変わります。 ## 記事を3言語に自動翻訳する MiraiPage は記事を**英語・中国語(簡体字)・韓国語**に翻訳できます。 翻訳された記事には `?lang=en` のようなパラメータでアクセスできます。元記事とは別のURLになるわけではなく、同じ記事の言語違いとして扱われます。 ### 本文を直したら、翻訳も自動で追いつく ここが地味に効く仕様です。 翻訳したあとに元記事のタイトル・サブタイトル・本文を編集すると、システムがそれを検知して**翻訳をやり直します**。「日本語だけ直して英語版が古いまま」という状態になりません。 仕組みとしては、翻訳した時点の原文のハッシュを保存しておき、現在の原文と一致しなくなったら再翻訳の対象にする、という形です。 ### 有料記事でも壊れない 有料記事の無料/有料の境目(`<!-- paywall -->`)は、翻訳後もそのまま保たれます。翻訳によって有料部分が無料側に漏れることはありません。 ### どんな記事が翻訳に向くか 正直に言うと、**全部の記事を翻訳する必要はありません**。向き不向きがあります。 **向いているもの** - 技術的な手順や設定の解説 - データや調査結果 - 日本特有の事情を説明したもの(海外から見て情報価値が高い) **向いていないもの** - 日本語の言葉遊びが中心のエッセイ - 国内の時事ネタで、背景説明なしには意味が通らないもの ## 組み合わせると強い 音読と翻訳は、どちらも**「書いたあとに追加コストなしで届く範囲が広がる」**類の機能です。 書くのに5時間かけた記事なら、この2つを設定する数分は確実に元が取れます。特に長文の解説記事は、音声と多言語の両方が効きます。 次回は、Claude から MiraiPage に直接投稿する方法を書きます。API と MCP の話です。
