
クラウドファンディングの相談を受けていると、 「ページができたので、そろそろ公開したいです」 という話になることがあります。 でも僕は、ページが完成しただけでは「公開準備ができた」とは考えていません。 クラウドファンディングで大切なのは、 **公開した瞬間に、誰が見て、誰が支援してくれるのか。** ここまで準備できていることです。 僕自身、2017年に初めてクラウドファンディングに挑戦した時は、100万円の目標に対して約3万円しか集まりませんでした。 当時はコミュニティのメンバーもいたので、 「公開してから告知すれば、ある程度は支援してもらえるだろう」 と思っていました。 でも、そうではありませんでした。 この経験から僕が強く感じているのが、 **クラウドファンディングは、公開してから始まるのではなく、公開前から始まっている** ということです。 この記事では、僕が公開前に確認している準備を4つに分けて紹介します。 ## ① 何のためにクラファンをするのかを決める 最初に整理したいのは、 **「なぜクラウドファンディングをするのか」** です。 資金を集めたい。 新商品を知ってもらいたい。 最初のお客さんをつくりたい。 店舗オープンを多くの人に知ってもらいたい。 イベントに参加してくれる人を集めたい。 新規事業のテストをしたい。 同じクラウドファンディングでも、目的によって設計は変わります。 僕はクラウドファンディングを、単なる資金調達ではなく「ビジネス」だと考えています。 だから、 **いくら集めるかだけではなく、クラファンが終わった後に何が残れば成功なのか** まで考えます。 支援者。 顧客。 商品実績。 認知。 SNSのつながり。 法人との関係。 クラウドファンディングは、終了日がゴールではありません。 その後につなげるためにも、まず目的を整理しておくことが大切です。 ## ② 支援してくれそうな人を具体的にする 公開前準備で、僕が特に重要だと思っているのがこれです。 **「誰が支援してくれそうなのか」を具体的にすること。** 「SNSで告知します」 だけでは十分ではありません。 実際に名前を思い浮かべながら、 誰に声をかけるのか。 どのくらいの支援が期待できそうなのか。 いつ連絡するのか。 まで考えていきます。 僕自身、最初のクラファンで失敗した大きな理由のひとつが、ここでした。 コミュニティのメンバーはいました。 でも、 **「コミュニティに人がいること」と「支援してくれる人が見えていること」は別です。** 公開前に支援者候補を整理しておくことで、 「この目標金額は現実的なのか」 「公開直後にどのくらい支援が入りそうか」 も見えてきます。 目標金額をどう決めるかは、[「クラファンの目標金額の決め方」](https://www.miraipage.net/masato/decec1a0-1ac4-4318-a0b3-f3157a02ae86)で詳しくまとめています。 CAMPFIREも現在、公開前からの事前告知を重要な準備として案内しています。特に公開直後のスタートダッシュをつくるため、公開前から身近な人やつながりのある人へ知らせておくことが推奨されています。 ## ③ ページとリターンを「支援する側の目線」で確認する ページが完成したら、 「自分たちが伝えたいことを書けたか」 だけではなく、 **初めて見る人が、支援したいと思えるか** を確認します。 特に大切なのは、 「何をやるのか」 「なぜやるのか」 「誰がやるのか」 「支援すると何ができるのか」 が分かること。 そしてリターンも、 「自分たちが用意できるもの」 だけで考えるのではなく、 **支援者が参加したくなるものになっているか** を見ます。 ページやリターンは、公開後に考え始めるものではありません。 ページの組み立て方は[「支援されるクラファンページの作り方」](https://www.miraipage.net/masato/2e078e15-c880-46bf-b78d-38949773f112)、リターンについては[「クラファンのリターン設計方法」](https://www.miraipage.net/masato/43e5f73b-9875-4526-ae73-b9ab37ec247f)で詳しく解説しています。 ここが弱い状態で集客を始めても、ページまで来た人が支援につながりません。 ## ④ 公開初日の動きを決めておく クラウドファンディングは、 **公開ボタンを押してから「さて、告知しよう」と考えるのでは遅い** と僕は考えています。 公開する前に、 誰へ個別連絡するか。 SNSでは何を投稿するか。 LINEではどう案内するか。 協力してくれる人は誰か。 公開初日に何をするか。 まで決めておきます。 SNSでどう接点を増やしていくかは、[「クラファンのSNS集客方法」](https://www.miraipage.net/masato/af0d6940-90ed-4ceb-901e-cf7cb2c22065)で詳しくまとめています。 特に大事なのが、最初の支援をつくることです。 支援が入っているプロジェクトと、まだ0円のプロジェクトでは、初めて見た人の印象も違います。 CAMPFIREも最新の公式ガイドで、公開後最初の1週間で目標金額の30%を集めたプロジェクトは目標到達率が高い傾向にあるとして、公開1か月以上前からの情報発信を推奨しています。 だから僕は、 **スタートダッシュは、公開後につくるものではなく、公開前につくっておくもの** だと考えています。 ## ページが完成しても、すぐ公開しなくていい クラウドファンディングでは、 「ページができたから早く始めたい」 という気持ちになることがあります。 でも、 支援者候補がほとんどいない。 告知の準備ができていない。 リターンに不安がある。 公開初日に何をするか決まっていない。 こういう状態なら、僕は公開を急がない方がいいと思っています。 CAMPFIRE公式でも、プロジェクト作成から募集開始まではページ制作や審査を含めて時間が必要と案内しており、現在のガイドでは公開までの準備期間をおよそ45日、募集開始まで2〜6週間程度とする目安も示されています。 公開日は、早ければいいわけではありません。 **支援してもらえる準備が整った日が、公開する日です。** ## 僕が公開前に確認する4つ 最後にまとめると、僕がクラウドファンディングを公開する前に確認しているのは、 1. 何のためにクラファンをするのか 2. 誰が支援してくれそうなのか 3. ページとリターンは支援する側から見ても魅力的か 4. 公開初日に誰へ何を伝えるのか この4つです。 クラウドファンディングは、 **公開すれば人が集まるサービスではありません。** 公開した時に動いてもらえるように、その前から人と関係をつくり、企画を伝え、準備しておく。 だから僕は、 **「クラファンは公開前から始まっている」** と伝えています。 これからクラウドファンディングを始めるなら、 「ページは完成したか?」 だけではなく、 **「今公開して、最初に支援してくれる人が見えているか?」** も一度確認してみてください。 ## 関連記事 [・支援されるクラファンページの作り方|長いストーリーの前に必要な「入口」](https://www.miraipage.net/masato/2e078e15-c880-46bf-b78d-38949773f112) [・クラファンのSNS集客方法|「支援お願いします」だけでは集まらない](https://www.miraipage.net/masato/af0d6940-90ed-4ceb-901e-cf7cb2c22065) [・クラファンで失敗しやすい7つのケース|公開前に確認したいポイント](https://www.miraipage.net/masato/6383404c-6336-4de8-bc78-ff0b6ca5840f) クラウドファンディングについて相談したい方は、僕のプロフィールページからご確認ください。
