
CAMPFIREでクラウドファンディングを始める時に選ぶことになるのが、 **All-in方式** と **All-or-Nothing方式** です。 名前だけを見ると少し分かりにくいですが、違いはシンプルです。 **目標金額に届かなくてもプロジェクトを実行するのか。** ここが大きな違いです。 この記事では、それぞれの特徴と、どちらを選べばいいのかを分かりやすく解説します。 ## All-in方式とは? All-in方式は、目標金額を達成しなかった場合でも、集まった支援金を受け取れる方式です。 たとえば、 目標金額100万円 ↓ 最終的な支援金額60万円 だった場合でも、プロジェクトは成立します。 ただし、ここには大事なポイントがあります。 **目標金額に届かなくても、プロジェクトを実行し、支援されたリターンを届ける必要があります。** CAMPFIREでは、All-in方式は1件でも支援が入るとプロジェクトが成立します。 つまり、 「100万円集まったら実施できる。でも30万円では実施できない」 という企画でAll-in方式を選ぶのは注意が必要です。 30万円しか集まらなかったとしても、実行する必要があるからです。 ## All-or-Nothing方式とは? All-or-Nothing方式は、目標金額を達成した場合のみプロジェクトが成立する方式です。 たとえば、 目標金額100万円 ↓ 最終的な支援金額80万円 だった場合、プロジェクトは不成立になります。 支援金はプロジェクトオーナーには支払われず、支援者へ返金されます。 その場合、リターンを履行する義務もありません。 逆に100万円を達成すれば、プロジェクトが成立し、そこから実行へ進みます。 つまり、 **「この金額が集まらないと、そもそも実現できない」** というプロジェクトに向いている方式です。 ## 2つの違いを簡単にまとめると **All-in方式** 目標未達でも成立する ↓ 集まった支援金を受け取る ↓ プロジェクトを実行する ↓ リターンを届ける **All-or-Nothing方式** 目標達成なら成立する ↓ 支援金を受け取って実行する 目標未達なら不成立 ↓ 支援金は返金される ↓ プロジェクト・リターンの履行義務は発生しない この違いです。 ## どっちを選べばいい? 僕なら、最初にこの質問を考えます。 「目標金額に届かなくても、このプロジェクトを実行できますか?」 これです。 未達でも実行できるならAll-in たとえば、 すでに商品の製造が決まっている。 店舗のオープン自体は決まっている。 イベント開催は確定している。 そのうえで、 「クラファンでより多くの人に知ってもらいたい」 「初期のお客さんや応援者を増やしたい」 「集まった資金を、より良い内容にするために使いたい」 というケースなら、All-in方式を検討できます。 ## 一定金額がないと実行できないならAll-or-Nothing 一方で、 製造最低ロットに100万円必要。 会場費などを含め、200万円集まらないとイベントを開催できない。 設備購入費が集まらなければ事業そのものを始められない。 という場合は、All-or-Nothing方式の方が考え方として自然です。 CAMPFIRE公式も、目標金額を達成しないと実施できないプロジェクトやリターンの場合、All-or-Nothing方式を推奨しています。 ## 「All-inの方が安全」とは限らない ここは意外と勘違いされやすいところです。 「目標金額に届かなくてもお金を受け取れるなら、All-inの方がお得なのでは?」 と思うかもしれません。 でも、必ずしもそうではありません。 たとえば100万円必要な企画で30万円しか集まらなかった場合。 All-inなら30万円を受け取れます。 でも、その30万円で支援者との約束を守りながら、プロジェクトを実行しなければいけません。 足りない70万円を自己資金などで補う必要が出る可能性もあります。 だから、 **「少しでも集まった方がいいからAll-in」** ではなく、 **「未達でも責任を持って実行できるからAll-in」** と考える方がいいです。 ## 目標金額とのセットで考える All-inかAll-or-Nothingかを考える時には、目標金額の設定も重要です。 たとえば本当は300万円必要なのに、 「達成しやすそうだから100万円にしてAll-or-Nothing」 と設定しても、100万円集まった時点でプロジェクトは成立します。 その金額で本当に実行できるのかを考えなければいけません。 逆にAll-inでも、 「目標金額は大きく設定しておけばいい」 というわけではありません。 方式だけを決めるのではなく、 **いくらあれば最低限実行できるのか。 集まった金額によって、何を変えるのか。** まで考えて目標金額を設定する必要があります。 ## 方式より大切なのは「実行できる設計」 All-inとAll-or-Nothing。 どちらが優れている、という話ではありません。 大切なのは、 **支援者と約束したプロジェクトを、最後まで実行できるか。** です。 そのために、 「目標金額を達成しなかった場合でも実行できるのか?」 を先に考える。 実行できるならAll-in。 実行できないならAll-or-Nothing。 まずは、この基準から考えてみてください。 ## 次に読む記事 [・クラファンの目標金額の決め方|必要な金額だけで決めてはいけない理由](https://www.miraipage.net/masato/decec1a0-1ac4-4318-a0b3-f3157a02ae86) [・クラファンで失敗しやすい7つのケース|公開前に確認したいポイント]( https://www.miraipage.net/masato/6383404c-6336-4de8-bc78-ff0b6ca5840f) クラウドファンディングについて相談したい方は、僕のプロフィールページからご確認ください。
