GeminiがChatGPT抜き首位に|SES・フリーランス業界で何が起きた?
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この記事でわかること
INSTANTROOM株式会社が2025年12月に実施した調査で、IT業界に衝撃が走る結果が明らかになりました。
SES(システムエンジニアリングサービス)企業とフリーランスエージェント企業に所属する130人を対象とした調査で、生成AI(人間のように文章や画像を作れるAI)の利用率を調べたところ、GoogleのGeminiが78.5%(102人)で最多となりました。
これまでAI業界で圧倒的な存在感を示していたChatGPTは75.4%(98人)で第2位に後退しました。つまり、この業界ではGeminiがChatGPTを抜いて首位に立ったことになります。
第3位はGoogleのNotebookLM(ノートブックLM)で40.8%(53人)でした。NotebookLMは、資料を読み込んでまとめや分析をしてくれるAIツールです。
この調査結果は、「ChatGPT一強」と言われたAI業界の勢力図が、確実に変わりつつあることを示しています。
では、なぜSESやフリーランスエージェント業界でGeminiが好まれるのでしょうか。
まず、Geminiは無料プランでも十分に使える機能が多く、コストを抑えたいフリーランスエンジニアにとって魅力的です。また、Google検索と連携しているため、最新情報を含めた回答が得られやすい点も評価されています。
さらに、Geminiはコードの生成や技術的な質問への回答精度が高いと評価されています。エンジニアにとって、プログラミングのサポートを受けられることは、日々の業務効率に直結します。
加えて、今回の調査では複数のAIサービスを併用する傾向も浮き彫りになりました。つまり、「ChatGPTだけ」「Geminiだけ」という使い方ではなく、用途に応じて使い分ける時代になっているのです。
たとえば、文章作成はChatGPT、技術的な質問はGemini、資料の整理はNotebookLMといった具合です。このような使い分けができるエンジニアほど、生産性が高まると言われています。
今回のSES・フリーランス業界での調査結果は、実は日本全体のAI市場の動きとも一致しています。
2026年1月時点のグローバルなWebトラフィックシェア(どれだけ多くの人が使っているかを示す指標)では、ChatGPTが64.5%、Geminiが21.5%となっています。ただし、ChatGPTは1年前と比べて22ポイントもシェアを失っており、一方でGeminiは20%を超える成長を達成しました。
日本国内に目を向けると、さらにGeminiの追い上げが顕著です。ICT総研の調査によると、日本でのサービス別利用率はChatGPTが36.2%でトップですが、Geminiが25.0%で猛追しています。
特に注目すべきは若年層での伸びです。Geminiは10代で8.2ポイント増の急成長を見せ、利用率24.5%に達しました。20代でも6.6ポイント増となっており、若い世代を中心にGeminiの人気が急上昇しています。
さらに、直近12週間のWebトラフィック増減率で見ると、Geminiは49%増と約1.5倍のペースで利用規模が拡大中です。つまり、Geminiの勢いは止まらない状況なのです。
今回の調査結果が示すもう一つの重要なポイントは、AIツールの活用がエンジニアの収入に直結するという事実です。
フリーランスエンジニアのうち、AIツールを積極的に活用している人は、年収800万円以上の割合が50%に達しています。一方、AIツールを活用していないエンジニアでは、その割合はわずか25%にとどまります。
つまり、AIツールを使いこなせるかどうかで、年収に2倍の開きが出る可能性があるのです。これは非常に大きな差です。
SES・フリーランス業界では、IT人材不足が深刻化しており、多くのエンジニアがSESからフリーランスへの転向を検討しています。フリーランスエージェントの活用により、営業活動の負担を軽減しながら高単価案件にアクセスできるようになったことも、この動きを後押ししています。
このような状況下で、AIツールを使いこなせるエンジニアは、案件獲得でも有利な立場に立てます。コード生成や技術調査のスピードが上がることで、より多くの仕事をこなせるからです。
また、SESエンジニアも、AIを活用したシステムの設計・導入・運用といった領域において、技術支援役としての役割が期待されています。AIツールに精通していることが、エンジニアとしての価値を高める時代になっているのです。
エンジニア個人だけでなく、企業側もAI活用能力を重視するようになっています。
ITサービス市場(SES事業を含む)の規模は、2020年の約5.6兆円から2026年には6.7兆円に達すると予測されています。市場が拡大する中で、企業が求めるのは単に技術力があるだけでなく、AIツールを使って生産性を高められる人材です。
たとえば、プロジェクトの見積もりや仕様書作成、コードレビューなど、これまで時間がかかっていた作業をAIで効率化できるエンジニアは、企業にとって非常に価値が高いのです。
そのため、今後はエンジニアの採用面接でも「どのAIツールをどのように使っていますか?」という質問が当たり前になるかもしれません。
今回の調査結果から見えてくるのは、「AIツールを使いこなすことが、エンジニアの必須スキルになった」という現実です。
ただし、重要なのは特定のツールに固執することではありません。ChatGPTとGeminiのどちらが優れているかという議論よりも、それぞれの特性を理解して使い分けることが大切です。
たとえば、文章作成が得意なChatGPT、技術的な質問に強いGemini、資料整理に特化したNotebookLMなど、用途に応じて最適なツールを選ぶ柔軟性が求められます。
また、AIツールはあくまで道具です。AIが生成したコードをそのまま使うのではなく、内容を理解して必要に応じて修正できる技術力は、引き続き重要です。
つまり、「AIに頼りきる」のではなく、「AIを活用して自分の能力を拡張する」という姿勢が、これからのエンジニアには求められるのです。
「ChatGPT一強」の時代は終わりを迎えつつあります。Geminiの躍進は、AI業界が新たなステージに入ったことを象徴しています。エンジニアとして、この変化の波に乗るためには、今すぐAIツールを使いこなす練習を始めることが大切です。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。
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