AIで声を作れるサービスが増え、短い一文を読ませるだけなら費用をかけずに始められるものもあります。ただ、無料で「試せる」ことと、作った音声を「保存できる」「動画に使える」ことは別です。
今回は、FreeVoiceClone、ElevenLabs、Fish Audioの3つを、音質ランキングではなく利用条件で見比べます。想定しているのは、短いナレーションや動画の音声を作りたい個人クリエイター。どのサービスも同じ条件で実際に生成・試聴したわけではないため、音質や生成速度の優劣は判定しません。
確認日:2026年10月9日。プランや権利条件は変更されることがあります。制作・公開前には各サービスの最新の規約と料金表示を確認してください。
AI音声サービスの無料プランの説明を読むときは、次の4つを区別すると迷いにくくなります。
「無料プランあり」の表示だけでは、4つ目まで許されるかは分かりません。特に声のクローンでは、プランの権利条件に加えて元の声を使う本人の同意も必要です。
| サービス | 無料でできる主なこと | 先に確認したい制限 |
|---|---|---|
| FreeVoiceClone | 公開ボイスの作成、音声生成、プレビューを無料で試せる。プラットフォームは500+ languagesへの対応を案内 | 無料枠は1回150文字。プレビューにはビープ音が入る。クリーンな音声の保存にはダウンロードパスが必要。無料枠のダウンロードは個人利用向け |
| ElevenLabs | 無料枠でテキスト読み上げやVoice Designを利用でき、月10,000クレジットが案内されている | Instant Voice CloningはStarter以上。商用ライセンスもStarter以上のプランに含まれる |
| Fish Audio | 無料枠で音声生成やボイスクローンを試せる。月8,000クレジット、公開ボイス3枠などを案内 | 1回の生成は500文字まで。商用利用について料金表とFAQに食い違いがあるため、公開目的なら事前確認が必要 |
これは公式の案内を整理した表で、実測による品質比較ではありません。また、「無料枠の文字数」「クレジット」「ダウンロードパス」は同じ単位ではないため、数字をそのまま並べて優劣を決めることはできません。
FreeVoiceCloneのコミュニティボイスでは、公開された声を探せます。公式の料金案内によると、クローン作成と音声プレビューは無料で、クリーンな音声ファイルを保存するときにダウンロードパスを使う仕組みです。無料枠で作る声はコミュニティに公開され、プライベートな声は有料プランの機能で、商用ライセンスはPlus・Proのダウンロードに付属すると説明されています。
「何種類か聞いてから決めたい」という段階には合いやすい一方、非公開にしたい声や商用の完成音声が必要なら、最初に条件を確認したほうがよいでしょう。言語数の多さも、個々の声があらゆる言語で自然に話せる保証ではありません。
ElevenLabsの無料枠にはテキスト読み上げとVoice Designが含まれます。一方、既存の声のサンプルを使うInstant Voice CloningはStarter以上のプランです。つまり、無料でAI音声を作ることと、自分が用意した声をクローンすることは同じではありません。
読み上げを先に試したい人と、特定の声を再現したい人とでは、必要なプランが変わります。作るものが広告や収益化動画なら、音声機能だけでなく商用ライセンスも確認対象です。
Fish Audioは無料枠の月間クレジット、1回の生成文字数、公開ボイス枠を具体的に案内しています。試用量を見積もりたい人には比較しやすい情報です。
ただし、確認時点の料金ページでは無料プランの項目に「Commercial use」と表示される一方、同じページのFAQでは無料プランの生成物は個人・非商用向けと説明されています。この食い違いをこちらで勝手に解釈して、無料での商用利用が可能だと断定することはできません。 収益化や顧客案件に使う場合は、最新の規約と公式サポートで確認する必要があります。
対応言語数は、使える可能性のある言語の広さを示します。ただ、実際の仕上がりはモデル、選んだ声、読み上げる文章によって変わります。日本語の固有名詞、英語の製品名、日付、数字などは、特に短いサンプルで確認したい部分です。
例えば、次の二文を同じ条件で読ませると、日常的な説明と少し難しい読み上げの両方を確かめられます。
今日は動画のナレーションを作ります。
バージョン2.5は10月24日に公開予定です。CSVとAPIの読み方も確認します。
これは比較用の例文であり、3サービスを実際にテストして得た結果ではありません。比較するときは同一の文章・言語・評価基準を使い、聞き取りやすさ、固有名詞の読み、間の取り方、不自然な抑揚をメモすると、宣伝用デモだけを見るより判断材料が増えます。
短い音声を何種類か試したいだけなら、まず無料の生成・試聴範囲が重要です。動画に組み込む音声ファイルが欲しいなら、次はダウンロード条件。継続的に配信するなら、月間上限と修正・再生成の扱いも無視できません。
他人の声を使う場合は、技術的にクローンできるかどうかよりも、本人の同意と利用範囲の確認が先です。公開ボイスの共有条件と、プライベートな音声データを管理する条件も、別々に確認したほうが安全です。
単純な「おすすめ順位」より、試聴/保存/公開/商用利用のうち自分が必要とする段階を決めてからプランを見るほうが、後で困りにくいと思います。
この記事は2026年10月9日時点の公式料金・ヘルプ情報を整理したもので、同一素材を使った音質のブラインドテストではありません。音質、安定性、生成時間、日本語の自然さについて、根拠のない順位付けはしません。
執筆上の関係について: 本記事はFreeVoiceCloneに関連するコンテンツ制作に関わる立場でまとめたものです。そのため同サービスを含む各社の案内は、できるだけ同じ基準で整理しました。実際に同条件で音声を生成・比較した結果ではありません。
AI利用について: この記事の原稿作成にはAIを使用しています。サービスの料金・権利条件は公開前に改めて確認してください。