
クラウドファンディングを始めると、 「SNSでたくさん告知しないといけませんよね?」 と聞かれることがあります。 もちろん、SNSはクラファンを広げるための大切な手段です。 でも僕は、 **SNSで何回も「支援お願いします」と投稿すれば支援が集まる** とは考えていません。 大切なのは、 **支援をお願いする前に、プロジェクトを知り、興味を持ち、応援したくなる接点を増やすこと。** SNSの役割は、クラファンページのURLを貼ることではありません。 この記事では、僕がクラウドファンディングのSNS集客で大切にしている考え方を紹介します。 ## CAMPFIREに公開しただけでは人は集まらない まず知っておいてほしいのが、 **CAMPFIREに掲載すれば、自動的にたくさんの人が見つけてくれるわけではない** ということです。 CAMPFIREにも多くのユーザーがいます。 でも、同時にたくさんのプロジェクトが公開されています。 CAMPFIRE公式も、プロジェクトページへ外部から人を誘導する方法のひとつとしてSNS活用を案内しています。 だから、 **CAMPFIREに公開すること** と、 **そのページへ人を連れてくること** は、別の仕事だと考えた方がいいです。 そして、ページまで来てもらった人を支援につなげるための作り方は、[「支援されるクラファンページの作り方」](https://www.miraipage.net/masato/2e078e15-c880-46bf-b78d-38949773f112)で詳しく解説しています。 ## SNS集客は公開前から始める 僕がクラウドファンディングで何度も伝えているのが、 **クラファンは公開前から始まっている** ということです。 これはSNSも同じです。 公開当日に突然、 「今日からクラファン始めました!支援お願いします!」 と投稿する。 それまで何も知らなかった人からすると、 「急にどうしたんだろう?」 となります。 それよりも公開前から、 「今、こんなことを考えています」 「こんな商品をつくっています」 「実はこんな課題があります」 「こんな挑戦をしようと思っています」 と少しずつ伝えておく。 すると公開した時には、 **「あの話、ついに始まったんだ」** という状態をつくれます。 SNSは公開日から使うものではなく、 **公開前から興味を育てる場所** です。 SNSだけでなく、支援者候補や公開初日の動きまで含めた準備は、[「クラファン公開前にやるべき準備」](https://www.miraipage.net/masato/306ca2ec-3891-4fcd-bd1f-babeda4ad9f5)で詳しくまとめています。 ## 「支援してください」だけを繰り返さない クラファン期間中によく起こるのが、 毎日、 「現在○%です!」 「あと○万円です!」 「支援お願いします!」 という投稿だけになってしまうことです。 もちろん、進捗報告やお願いも必要です。 でも、それだけが続けば、見る側も慣れてしまいます。 僕なら、投稿する切り口を変えます。 たとえば、 **なぜ挑戦するのか** このプロジェクトを始めた理由。 **誰が挑戦しているのか** これまでの経験や人柄。 **何をつくっているのか** 商品やサービスの特徴。 **どんな裏側があるのか** 準備、失敗、試行錯誤。 **支援すると何ができるのか** リターンや参加方法。 **支援者の声** 実際に応援してくれた人の反応。 **今どこまで来ているのか** 進捗、達成、次の目標。 ひとつのクラファンでも、発信できることはたくさんあります。 CAMPFIRE公式でも、SNSでは「なぜプロジェクトをするのか」「リターン」「目指す世界」などを発信することが紹介されています。 ## SNSは「同じ人に何度も届ける」ことにも意味がある 一度投稿したから、 「もう告知した」 ではありません。 SNSでは、すべてのフォロワーが毎回の投稿を見るわけではありません。 また、 1回見ただけでは支援しなかった人が、 2回、3回とプロジェクトについて知ることで、 「ちょっと見てみようかな」 となることもあります。 ただし、同じ文章を何度も投稿するのではなく、 **角度を変えながら接点を増やす** ことが大切です。 今日は商品の話。 明日は挑戦した理由。 次は支援者の声。 その次は準備の裏側。 同じプロジェクトでも、見せる入口を変えます。 ## フォロワー数だけで考えない 「フォロワーが少ないからクラファンは難しいですか?」 という相談もあります。 僕は、 **フォロワー数だけでは判断しません。** 1万人フォロワーがいても、普段ほとんど交流がなければ支援につながらないことがあります。 逆にフォロワーが数百人でも、 日頃から交流している。 活動を知ってもらっている。 応援してくれる関係がある。 という人の方が支援につながることもあります。 大切なのは、 **数字として何人いるかではなく、どんな関係の人がいるか。** です。 クラファンで必要なのは、フォロワーを増やすことだけではありません。 **応援してくれる人を増やすことです。** ## SNS投稿だけでなく、個別の声かけもする ここはかなり重要です。 SNSに投稿すると、 「みんなに伝えた」 ような気持ちになります。 でも実際には、 投稿を見ていない人。 見たけど、自分に向けた話だと思っていない人。 気になっているけど、あとで見ようと思って忘れている人。 もいます。 だから僕は、 **SNS投稿と個別の声かけは別物** だと考えています。 特に公開初期に支援してほしい人には、 「投稿を見ておいてください」 だけではなく、 一人ひとりに直接伝えることも大切です。 もちろん、知らない人へ一斉に営業DMを送るという意味ではありません。 これまでの関係の中で、 「この人には、この挑戦をちゃんと伝えたい」 と思う人へ、自分の言葉で伝えます。 ## SNSは全部やらなくてもいい X。 Instagram。 Facebook。 TikTok。 YouTube。 SNSはいろいろあります。 CAMPFIREの2026年版ガイドでも、X・Instagram・TikTok・YouTubeなどがSNSでの広報手段として紹介されています。 でも僕は、 **全部やらないといけないとは思っていません。** 誰に届けたいのか。 その人はどこにいるのか。 自分が普段どこで発信しているのか。 を考えます。 普段Facebookで関係をつくってきた人が、クラファンの時だけ突然TikTokを始めても、すぐに支援者が集まるとは限りません。 新しいSNSを育てるより、 **すでに関係がある場所をしっかり使う** 方がいいケースも多くあります。 ## SNSごとに同じ文章をコピペしなくていい 媒体によって、人の見方も違います。 Xなら短い気づきや考え。 Instagramなら写真や動画。 Facebookなら背景やストーリー。 YouTubeなら本人の言葉で詳しく話す。 同じクラファンでも、伝え方を少し変えられます。 ただ、全部を別々につくる必要もありません。 ひとつの出来事を、 文章にする。 写真にする。 短い動画にする。 詳しく話す。 というように、素材を使い回せばいい。 **発信量を増やすために仕事を増やしすぎない** ことも大切です。 ## 公開中は3つの時期で発信を変える クラウドファンディングは、公開中ずっと同じ発信をするより、 時期によって役割を変えた方が伝わりやすいです。 **公開直後** まずはスタートしたことを伝える。 事前に話していた人へ個別に連絡する。 最初の支援をつくる。 **中盤** なぜ挑戦しているのか。 商品の魅力。 準備の裏側。 支援者の声。 など、まだ知らない人や迷っている人に向けて発信します。 **終盤** 締切を明確に伝えます。 「いつでも支援できる」状態から、 「今参加するかどうかを決める」 状態になります。 この時期は、 残り日数。 現在の支援状況。 あとどこまで目指しているのか。 を具体的に伝えます。 ## いいねの数より「支援につながったか」を見る SNSを使うと、 いいね。 表示回数。 フォロワー。 が気になります。 もちろん参考にはなります。 でもクラファン期間中に僕が本当に見たいのは、 **支援につながっているか** です。 どの投稿からページを見てもらえたのか。 何を話した時に問い合わせが来たのか。 どんな人がシェアしてくれたのか。 個別に声をかけた人が支援してくれたのか。 SNSの数字を伸ばすこと自体が目的ではありません。 **クラファンの存在を知ってもらい、参加してもらうためにSNSを使う。** この順番を忘れないことが大切です。 SNS集客を含め、クラファンでうまくいかなくなりやすいポイントは、[「クラファンで失敗しやすい7つのケース」](https://www.miraipage.net/masato/6383404c-6336-4de8-bc78-ff0b6ca5840f)でも整理しています。 ## 僕がクラファンのSNS集客で確認する5つ 最後にまとめると、僕ならこの5つを確認します。 **① 公開前から発信しているか** 突然クラファンを始めていないか。 **② 誰に届けたいか決まっているか** フォロワー全員ではなく、支援してほしい人を考える。 **③ 「支援お願いします」以外の発信があるか** ストーリー、商品、裏側、支援者など複数の切り口を使う。 **④ SNSだけで終わっていないか** 必要な人には個別でも伝える。 **⑤ SNSの数字ではなく支援につながっているか** 目的を見失わない。 この5つです。 ## SNS集客は「拡散」より「関係づくり」 クラウドファンディングというと、 「SNSで拡散する」 という言葉がよく使われます。 もちろん、多くの人に届くことは大切です。 でも僕は、 **広く届くことだけがSNS集客ではない** と思っています。 挑戦を知ってもらう。 何度か接点を持ってもらう。 人柄や想いを知ってもらう。 支援する理由を知ってもらう。 そして、 **「この挑戦に参加したい」** と思ってもらう。 SNSはそのための場所です。 クラファンの集客を考える時は、 **「何回告知するか?」ではなく、「応援したくなる接点をどう増やすか?」** から考えてみてください。 ## 次に読む記事 [・クラファン公開前にやるべき準備|成功は公開前から始まっている](https://www.miraipage.net/masato/306ca2ec-3891-4fcd-bd1f-babeda4ad9f5) [・クラファンで失敗しやすい7つのケース|公開前に確認したいポイント](https://www.miraipage.net/masato/6383404c-6336-4de8-bc78-ff0b6ca5840f) クラウドファンディングについて相談したい方は、僕のプロフィールページからご確認ください。
