
「新しい事業を始めたいけど、本当に需要があるか分からない」 新規事業では、こんな不安があります。 時間もお金もかけて準備したのに、始めてみたら思ったほどお客さんがいなかった。 これはできるだけ避けたいところです。 そこで僕は、クラウドファンディングを、 **新規事業を完成させてから売るのではなく、つくる途中で市場へ出してみる方法** として使うことがあります。 資金調達だけが目的ではありません。 実際に反応してくれる人がいるのか。 お金を払ってくれる人がいるのか。 誰が興味を持つのか。 どこに改善点があるのか。 事業を本格的に始める前に、こうした一次情報を集められるのが大きなメリットです。 ## 新規事業は「全部つくってから売る」必要はない 通常、新しい事業を始めようとすると、 サービスをつくる。 場所を用意する。 設備を整える。 人を雇う。 広告を準備する。 そして販売する。 という流れになりがちです。 でも、それだけ準備しても、 **お客さんが本当に買ってくれるかは、売ってみるまで分かりません。** だったら、その前に一度、 「こういう事業を始めたいです」 と世の中へ出してみる。 クラファンなら、企画の背景や想いを伝えながら、実際の支援という形で反応を見ることができます。 僕はこれを、 **新規事業の小さなスタート** として考えています。 ## ① 最初のお客さんをつくれる 新規事業で難しいのは、 最初のお客さんをどうつくるかです。 まだ実績がない。 口コミもない。 事例もない。 そんな状態から始めなければいけません。 クラファンを使えば、本格スタート前から、 「このサービスを使ってみたい」 「この場所ができたら行きたい」 「この活動を応援したい」 という人を集めることができます。 つまり支援者が、 **新規事業の最初のお客さんや応援者** になる可能性があります。 ゼロから事業を始めるのと、 すでに応援してくれる人がいる状態から始めるのでは、大きく違います。 ## ② 「いいですね」ではなく、実際の行動を見られる 新しい事業について人に相談すると、 「面白いですね」 「需要ありそうですね」 と言ってもらえることがあります。 でも、 **興味があることと、お金を払うことは別です。** クラファンでは、価格を提示したうえで支援してもらいます。 だから、 誰が反応したのか。 どのリターンが選ばれたのか。 どの価格帯が動いたのか。 どんな言葉に反応があったのか。 を見ることができます。 これはアンケートだけでは取れない情報です。 ただし、 クラファンで支援が少ない=事業に需要がない、 とは限りません。 そもそも必要な人へ届いていなかった可能性もあります。 クラファンの数字だけで事業性を決めるのではなく、 **市場から得られたひとつの一次情報** として使います。 ## ③ 本格投資する前に改善できる クラファンをすると、 想定していなかった反応が見えることがあります。 自分では主力だと思っていたサービスより、別のリターンが人気だった。 想定していた年齢層とは違う人が支援した。 個人向けだと思っていたら、企業から反応があった。 こうした結果が出れば、本格スタート前に事業を見直せます。 僕は、 **クラファンで最初の答えを出すというより、次に何を改善するかを見つける** という感覚の方が近いと思っています。 うまくいった理由も。 うまくいかなかった理由も。 次の事業づくりに使います。 ## ④ 事業を始める理由そのものをPRできる 新規事業は、 「新サービス始めました」 だけでは、なかなか広がりません。 でもクラファンなら、 なぜ始めるのか。 どんな課題を感じたのか。 誰のためにつくるのか。 どんな未来をつくりたいのか。 をひとつのプロジェクトとして伝えられます。 これは単なる商品広告とは違います。 **事業が生まれる背景そのものを発信できる。** だからクラファン期間を、 新規事業を知ってもらう最初のPR期間として使うこともできます。 ## ⑤ 支援者を「事業を育てる人」にできる クラファンで支援してくれた人とは、その後も関係を続けられます。 実際にサービスを使ってもらう。 感想を聞く。 改善する。 口コミしてもらう。 次の商品やサービスについて意見をもらう。 そうすると、 単なる購入者ではなく、 **新規事業の立ち上がりを一緒に見てくれた人** になります。 僕はクラファンの支援者を、 お金を出してくれた人だけではなく、 **事業の最初の参加者** として考えることがあります。 ## 企業の新規事業にも使える クラファンは、個人や小さな会社だけのものではありません。 既存企業が、 新サービス。 新ブランド。 新店舗。 新しい地域事業。 これまでとは違う顧客層への挑戦。 を始める時にも使えます。 特に企業の場合は、 資金そのものより、 **市場の反応を見たい** **最初の顧客をつくりたい** **社外に新しい取り組みを知ってもらいたい** という目的の方が大きいこともあります。 クラファンを、 「資金がない会社が使うもの」 だけで考えないことが大切です。 ## 新規事業クラファンも「その後」まで設計する 僕が一番もったいないと思うのは、 クラファンが終わったらプロジェクトも終わってしまうことです。 クラファン ↓ 最初のお客さん ↓ サービス開始 ↓ 改善 ↓ 一般販売・本格展開 までつなげます。 クラファンで100人が支援してくれたなら、 その100人と、その後どう関係を続けるのか。 クラファンで分かったことを、事業にどう反映するのか。 ここまで考えて初めて、 クラファンを新規事業に使う価値が大きくなると思っています。 ## 僕なら新規事業クラファンで、この5つを見る 僕なら相談を受けた時、 **誰のどんな課題を解決する事業なのか。** **最初のお客さんは誰なのか。** **クラファンで何を確かめたいのか。** **支援結果から何を判断するのか。** **クラファン終了後、どう本格展開するのか。** を確認します。 いきなり、 「目標金額はいくらにしますか?」 からは考えません。 まず、 **クラファンを使って、この事業の何を確かめたいのか** を決めます。 ## クラファンは、新規事業を小さく世の中へ出す方法 新規事業にクラファンを使うメリットは、 資金調達だけではありません。 最初のお客さんをつくる。 実際の反応を見る。 改善点を見つける。 事業を知ってもらう。 応援者をつくる。 そして、本格展開へつなげる。 だから僕は新規事業のクラファンを、 **「完成した事業を売る場所」ではなく、「事業を小さく世の中へ出してみる場所」** として考えています。 頭の中だけで、 「たぶん売れる」 と考え続けるより、 小さく市場へ出してみる。 そこで得られた反応をもとに、次の一手を考える。 クラウドファンディングは、その最初の一歩として使えると思っています。 ### 次に読む記事 [法人・企業がクラファンを活用する方法|資金調達だけではない7つの使い方](https://www.miraipage.net/masato/da82c11e-e447-4533-97d4-6d97bfb4a70a) [新商品開発にクラファンを使うメリット|先行販売・テストマーケティング・一般販売前の実績づくり](https://www.miraipage.net/masato/12c19bcb-4869-488d-8f04-46e280a72ef4) [クラファン公開前にやるべき準備|成功は公開前から始まっている](https://www.miraipage.net/masato/306ca2ec-3891-4fcd-bd1f-babeda4ad9f5) クラウドファンディングについて相談したい方は、僕のプロフィールページからご確認ください。
