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リード 2025年度(2026年3月期)の決算発表がほぼ出そろった。注目すべきは個別企業の数字ではなく、「円安150円台が1年以上続いた結果、何が変わり、何が変わらなかったか」という構造的な問いだ。業績の明暗は、単なる為替感応度の話にとどまらない。 何が起きているのか 財務省が公表した2025年度の貿易統計によれば、輸出額は前年度比で約8%増加した一方、輸入額も円建てで同11%増という高水準が続い...
リード 中国国家統計局が発表した2026年4〜6月期の実質GDP成長率は前年同期比4.7%と、政府目標「5%前後」を下回った。同時期、財務省の貿易統計では対中輸出が前年同月比3.8%減と2か月連続のマイナスに沈んでいる。ここで重要なのは単月のブレではなく、中国の内需構造そのものが変わりつつある点だ。 何が起きているのか 財務省が8月7日に公表した2026年7月分の貿易速報(前日終値:1ドル=147...
リード 2026年夏の決算シーズンが佳境を迎えている。8月上旬時点で東証プライム上場の主要200社超が4〜6月期の業績を発表しており、輸出型製造業の経常利益が前年同期比で平均8〜12%増となる一方、食品・小売・サービスなど内需型企業の利益率は横ばいから小幅低下に留まる。この「輸出強・内需弱」の二極化は、単なる円安の恩恵・損失という話では収まらない。 何が起きているのか 2026年8月8日、ドル円は...
リード 米国が主要貿易相手国への追加関税措置を再び議会で議論し始めた2026年夏、日本の輸出企業には静かな緊張感が走っている。財務省が発表した2026年5月の貿易統計では、輸出額が前年同月比で3.2%増と堅調に見えるが、数字の内側をみると構造的な問いが浮かびあがる。ここで重要なのは貿易額の増減ではなく、輸出先と品目の「集中リスク」の方だ。 何が起きているのか 財務省貿易統計(2026年5月速報)に...
リード 米国の追加関税措置が輸出依存度の高い日本企業を直撃しつつある。財務省の貿易統計(2026年6月速報)では対米輸出額が前年同月比で約8.3%減少。ここで重要なのは円安メリットの消失という話ではなく、関税という「コスト床の切り上げ」が定着しつつある構造変化の方だ。 何が起きているのか 米政権は2026年初頭から段階的に関税を引き上げ、自動車分野では最大25%の追加関税が適用された品目も出ている...