
VSCode で動く無料の AI コーディングエージェント「Cline(クライン)」を1ヶ月間実際に使ってみました。良かった点も残念だった点も正直にお伝えします。
私が Cline を試してみようと思ったのは、オープンソースで完全無料という点に惹かれたからです。GitHub Copilot は月額10ドルかかりますが、Cline は拡張機能そのものは無料で、AI モデルの API 費用(月5〜50ドル程度)だけで使えます。しかも VSCode の拡張機能として動くので、普段の開発環境をそのまま使えるのも魅力でした。GitHub で58,000以上のスターを集めているという実績も、試してみる決め手になりました。
最初の1週間は正直「ちょっと手間がかかるな」と感じました。Copilot のように自動でコードを補完してくれるのではなく、AI が「このファイルを編集しますがいいですか?」「このコマンドを実行しますがいいですか?」と毎回確認してくるからです。ただ、慣れてくると、この「全部確認してくれる」仕組みが逆に安心感につながりました。勝手にコードを書き換えられる心配がないので、初心者でも安心して使えると感じました。
1. 複数ファイルをまとめて編集できる
一番便利だったのは、関連する複数のファイルを一度に編集してくれる機能です。例えば「ログイン機能を追加して」とお願いすると、フロントエンドとバックエンドの両方のファイルを自動で編集してくれます。手作業だと何往復もかかる作業が一気に終わるので、大幅な時間短縮になりました。
2. ターミナル操作も自動でやってくれる
パッケージのインストールやテストの実行など、ターミナルで打つコマンドも AI が提案して実行してくれます。「npm install 〜」とか「git commit -m 〜」といったコマンドを自分で打つ手間が減るので、コマンド操作が苦手な初心者にもやさしいと思いました。
3. 無料で使えてコスパ最高
拡張機能自体は完全無料で、AI モデルの API 費用だけで使えます。私の場合、月20ドル程度で十分でした。他の有料ツールと比べてもかなり安く、個人開発者にとっては大きなメリットです。
1. 毎回確認が必要で作業が止まる
AI が何かするたびに「この操作をしますか?」と確認されるので、作業が頻繁に止まります。安全性は高いのですが、スピード重視の人にはストレスかもしれません。「全部お任せ」モードがあればもっと便利だと思いました。
2. 初期設定がちょっと面倒
API キーを自分で取得して設定する必要があるので、初めての人には少しハードルが高いです。Copilot のように「インストールしてすぐ使える」わけではないので、設定に10〜15分くらいかかりました。公式ドキュメントを見ながら進める必要があります。
3. 複雑なタスクだと理解が甘いことがある
簡単な機能追加は得意ですが、複雑な設計や大規模なリファクタリングになると、AI の理解が追いつかないことがありました。何度か指示を出し直す必要があり、結局自分で直した方が早いケースもありました。
GitHub Copilot と比べると、Cline は「エージェント型」であることが大きな違いです。Copilot はコード補完がメインですが、Cline はファイル作成からテスト実行まで一連の作業を自動でやってくれます。ただし、Copilot の方が補完速度は速く、サクサク書きたい人には Copilot の方が向いています。Cline は「じっくり考えて作業を任せたい人」向けだと感じました。また、Cursor など他の AI エディタと違い、Cline は VSCode の拡張機能なので、使い慣れたエディタをそのまま使える点も魅力です。
おすすめする人:
個人開発者やスタートアップで、コストを抑えつつ AI の力を借りたい人には最高です。また、VSCode を使っている人、複数ファイルをまとめて編集したい人、AI に作業を任せつつも確認しながら進めたい慎重派の人にもおすすめです。オープンソースなので、カスタマイズして使いたい上級者にも向いています。
おすすめしない人:
すぐに使い始めたい人、設定が面倒な人には向いていません。また、スピード重視で AI に全部お任せしたい人、大規模で複雑なプロジェクトを扱う人には物足りないかもしれません。その場合は有料の専門ツールを検討した方が良いでしょう。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。
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