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公式のコラボ広告だと思って見た動画が、実は誰も確認していないAIの作品だったら驚きますよね。2026年11月6日、ピザーラの運営会社が、まさにそのような事態について謝罪しました。この記事では、何が起きたのか、なぜ起きたのか、企業が気をつけたい点をやさしく解説します。
ピザーラを運営するフォーシーズ(東京都港区)が、2026年11月6日に謝罪を発表しました。ITmedia AI+の報道によると、TVアニメ「Dr.STONE」とのコラボ広告に問題がありました。
10月末ごろから、X(旧Twitter)で指摘が相次ぎました。「TikTokで流れている広告が、Dr.STONEのビジュアルをAIで加工したように見える」という内容です。
投稿者からは「アニメ側が許可したものなのか」という疑問の声も上がりました。
同社によると、原因はTikTokの広告機能の設定です。「AIを活用した広告の自動生成・配信機能」を有効にしていたため、AIが作った動画が配信されました。
その動画は、アニメの製作委員会による事前の監修も許諾も受けていませんでした。
同社は「広告配信の仕組みや設定状況に対する理解と確認が不十分であった」と説明しています。つまり、設定の把握が足りなかったということです。
問題の動画を含め、現在はすべてのTikTok広告の配信を止めています。製作委員会にも謝罪したそうです。
今後は広告設定の確認と管理体制を見直し、再発防止に取り組むとしています。なお、配信された本数や期間は、報道では明らかになっていません。
今回のコラボは、2026年9月25日に発表されました。販売期間は10月1日から11月1日までの数量限定です。
目玉は「Dr.STONE コラボピザ」で、Pサイズ限定の商品です。専用スリーブと、6種類からランダムで選ばれるグッズが付くセットもあり、価格は税込3,490円からでした。
ファンにとっては、描き下ろしビジュアルが嬉しい企画でした。だからこそ、許可のないAI動画が流れたことに敏感に反応したのでしょう。
「広告を自動でAIが作る」と聞いても、ピンとこないかもしれません。仕組みを見てみましょう。
TikTokは2024年10月、AI広告システム「Smart+」を発表しました。ターゲットの選定や入札、クリエイティブ(広告の映像や画像)の制作と最適化を自動化するものです。
広告主が素材を渡すと、AIが広告を作って配信してくれます。忙しい担当者にとっては便利な機能です。
ただ、今回ピザーラが使っていた機能が具体的にどれだったのかは、報道では明らかになっていません。
ある飲食チェーンの広報担当者を想像してみてください。コラボ企画の公式画像を広告に登録して、配信を始めます。毎日の運用は忙しく、細かい設定画面までは見ていません。
ところがAIが、その画像を勝手に加工して新しい動画を作っていたとしたら、どうでしょうか。担当者が見ていない動画が、会社の名前で配信されてしまいます。
今回の問題も、これに近い形だった可能性があります。ただし、詳しい経緯は報道では明らかになっていません。
実は、似た問題は海外でも報告されています。
ゲーム会社のFinjiは2026年2月、TikTokの広告システムが自社ゲームの広告をAIで改変したと主張しました。許可なく作られたとされ、少なくとも1つは差別的で性的な表現を含んでいたと報じられています。しかも、Finjiの公式アカウントから投稿されたように見えていました。
2026年9月には、街づくりゲーム『Timberborn』の開発元Mechanistryも同じ状況になりました。AUTOMATONの報道によると、「AI-generated」のラベルが付いた広告画像が公式TikTokアカウントから配信されていました。
同社の説明では、キャンペーン素材にトレイラーを指定しただけで、AI広告が自動生成されるようになっていたそうです。配信前に同社が確認することはなく、謝罪に至りました。
3つの事例を並べると、共通点が見えてきます。
どの会社も「意図していなかった」と説明しています。それでも、配信されたのは自社の名前で出た広告です。ファンや取引先から見れば、責任は広告主にあるように映ります。
特にコラボ企画では、他社の作品や権利が絡みます。自社のミスが、パートナー企業の信頼まで傷つけてしまうのです。
日本には、アニメやゲームとのコラボ広告がたくさんあります。キャラクターの使い方は、製作委員会が細かく監修するのが一般的です。
そこにAIが自動で加工を加えると、監修のルールが簡単に破られてしまいます。今回の件は、どの企業にも起こりうる話です。
AIで作った画像でも、既存の作品に似ていて、それをもとに作られていれば、著作権侵害になりえると解説されています。ただ、今回のケースが法的にどう扱われるかは、報道では触れられていません。
私たち消費者にとっても、他人事ではありません。ネットで見る広告が本当に公式のものか、見分けにくい時代になっています。
Dr.STONEのコラボ広告で、製作委員会の監修や許諾を得ていないAI生成の動画広告を、TikTokで配信したことです。広告設定への理解と確認が不十分だったと説明しています。
TikTokの広告プラットフォームで、AIを使った広告の自動生成・配信機能を有効にしていたことです。
問題の動画を含め、すべてのTikTok広告の配信を止めているとのことです。
広告管理画面で、AIによる自動生成や自動加工の設定がオンになっていないかを確認することが大事です。コラボ案件では、配信前に権利元へ確認する流れも決めておきましょう。
広告を出している方は、まず管理画面でAI関連の設定を見直してみてください。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。