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「今月、何にお金を使いすぎたんだろう」と思ったことはありませんか? AnthropicがClaudeに、銀行口座と連携して家計の質問に答える機能を追加しました。この記事では、できることと注意点、日本での見通しをまとめます。
Anthropicは現地時間11月5日、公式ブログでPersonal Financeを発表しました。銀行やクレジットカードの口座をClaudeにつなぎ、自分のお金について普通の言葉で質問できる機能です。
提供はβ版(試験的な公開)で、今週から順次始まっています。対象は米国のPro、Max、Ultraプランのユーザーです。ITmediaによると、Web版、デスクトップアプリ、iOS・Androidアプリで使えます。
サイドバーにある「Personal Finance」から口座をつなぎます。専用の画面(ハブ)の中で、家計について会話する流れです。
つないだ口座の支出を合計し、家賃、光熱費、食費などのカテゴリに分けてくれます。前の月との比較や、次の給料日までに残るお金の見積もりも出せます。
たとえば月末に「今月は外食が先月よりどれだけ増えた?」と聞けば、数字で答えが返ってきます。家計簿アプリを開いて自分で集計する手間が減ります。
二重請求、思いがけない手数料、1年かけて少しずつ上がった料金なども指摘します。気づかないうちに払い続けている動画配信サービスの値上げを見つけてもらう、といった使い方ができそうです。
APR(年利のこと)のような金融用語を説明し、そのうえで1年間に払う利息の合計を計算できます。
週ごとの支出グラフ、支払い期日のカレンダー、好きな数字を並べたダッシュボード(一覧画面)も作れて、あとから調整できます。
接続には、アプリと銀行をつなぐサービスのPlaid(プライド)を使います。利用者が自分でPlaidを通して銀行にログインし、Claudeの読み取りを許可する形です。
Claudeが銀行のパスワードを受け取ることはないとされています。
アクセスは読み取り専用です。資金の移動、管理、投資はできません。つないだ口座から勝手に送金される心配は、仕組みの上ではありません。
つなげるのは最大16行で、見られる取引履歴は最大2年分です。Claudeが受け取る情報は、銀行名、口座名、口座の種類、口座番号の下4桁、残高、利用限度額、取引の記録などです。
投資口座やローン、カードの口座では、The Next Webによると残高と利用限度額しか見えません。
Anthropicの説明では、Personal Financeハブの中の会話は、AIモデルの学習に使われません。口座データを使ったチャットは、メモリに保存されず、過去のチャット検索の対象にもなりません。
ハブの外で共有した内容には、ふだんのプライバシー設定が適用されます。
接続はいつでも解除できます。解除するとClaudeはその口座のデータを見られなくなります。アカウントを削除すれば、銀行との接続も自動で切れます。
ただし注意点もあります。解除しても、すでにチャットやアーティファクト(Claudeが作った成果物)、共有リンクに残った数字は消えません。不要なら自分で削除する必要があります。
なお、これらのプライバシーの説明はAnthropic自身のヘルプページが出どころで、第三者の検証ではないことも覚えておく必要があります。
似た機能は、すでにOpenAIが出しています。ChatGPTの個人向け資産管理機能は、5月に米国のProプラン向けにプレビュー(先行公開)が始まりました。The Next Webによると、最初は月額200ドルの最上位プランが対象でした。
こちらもPlaidを使った読み取り専用の仕組みです。
違いとして、Anthropicは広告やスポンサー付きのおすすめを表示しないと説明しています。クレジットカード、ローン、預金口座といった自社の金融商品も出していません。The Next Webは、ChatGPTにはすでに広告が表示され始めていると伝えています。
お金の相談では「おすすめの裏に誰かの利益があるのでは」という疑いが付きまといます。広告なしという立場は、ここで信頼を得るための一手と言えそうです。
一方、機能の細かい精度や使いやすさを比べた第三者の検証は、今のところ見当たりません。
今の日本では使えません。対象は米国に限られ、Plaidの発表も米国の利用者向けとしています。日本の銀行との連携や、日本での提供時期は発表されていません。
日本には、銀行口座を自動でつなぐ家計簿アプリがすでにあります。ただ、会話で「なぜ先月より増えたの?」と聞ける点は、新しい体験です。
米国在住の人や、米国の口座を持つ人がいる場合を除けば、当面は様子見になります。日本の金融機関やアプリ側が、同じような仕組みを取り入れるかどうかが注目点です。
Anthropicは、この機能を投資助言のために作ったものではないとしています。Claudeも間違えることがあるため、大事な数字は銀行の記録で確かめるよう呼びかけています。
住宅購入のような人生の大きなお金の判断は、資格を持つ専門家や規制を受けた企業と進めるのが望ましい、というのがAnthropicの考えです。そのための仕組みを検討中で、銀行や資産運用会社などから意見を募っているそうです。
The Next Webによると、Anthropicはこの機能を「最初の一歩」と位置づけています。
A. しません。アクセスは読み取り専用で、資金の移動、管理、投資はできないとAnthropicが説明しています。
A. ありません。利用者がPlaidの画面で自分で銀行にログインします。Claudeがパスワードを求めたり、見たりすることはないとされています。
A. 現時点では使えません。米国のPro、Max、Ultraプランのユーザーが対象のβ版です。
A. Claudeが新しくデータを見ることはなくなります。ただし、すでにチャットなどに残った回答や数字は自動では消えないため、個別に削除してください。
日本からはまだ使えませんが、AIが家計の相談相手になる流れは確実に進んでいます。まずは続報を待ち、自分の家計データをAIにどこまで見せたいかを考えてみてください。
この記事は AI Friends からのクロスポストです。