チャットから3Dプリンタまで — 画像→3D→AR→出力
3時間前
3時間前
サロンのチャットで「こういうものが欲しい」と話していると、その場で画像ができ、立体になり、AR で現実に置け、最後は3Dプリンタから現物が出てきます。全部チャット欄で完結します。実際の流れを順番に見ていきます。
文章 → /image → 画像
画像 → /3d → 3Dモデル(GLB)
モデル → /ar → ARで現実に置く
モデル → /slice → 3Dプリンタで現物にする
重要なのはこの順番が固定されていることです。特に3Dは、画像がないと作れません。
/image で画像を作る/image 木製の六角形コースター、ミニマルな幾何学模様、真上から
一発で決まることはまずないので、直前の画像を編集する形で詰めていきます。
/image edit 模様をもう少し太くして、中心に円を追加
3D化を前提にするなら、真上や真正面から撮ったような、形が読み取りやすい画像にしてください。斜めから見た凝った構図より、形状がはっきりしている画像のほうが良いモデルになります。
/3d で立体にする/3d
引数は要りません。直近の画像を GLB 形式の3Dモデルに変換します。
文章から直接3Dモデルは作れません。 以前はできましたが、品質が安定しなかったため画像経由に一本化されました。必ず /image を先に通してください。
生成されたモデルはチャット内で回して確認できます。ここで使えるのが白一色モードです。
テクスチャを外して真っ白な状態で表示すると、形状そのものの善し悪しが分かります。色や模様に誤魔化されずに、凹凸・厚み・破綻を確認できます。3Dプリントに回す前は、必ず白一色で見てください。
/ar で現実に置く/ar
直近の3DモデルからAR投稿を作り、URLを返します。スマホでそのURLを開くと、カメラ越しに現実空間へモデルを配置できます。
作られる投稿は既定で限定公開です。URLを知っている人だけが見られます。試作段階のものが検索や一覧に出てしまう心配はありません。
サイズ感の確認に効きます。「このくらいの大きさで作ろうと思う」を口で説明するより、机の上に置いて見せたほうが早いです。
/slice で印刷データにするここからが本番です。
/slice
これだけで、直近の3Dモデルから G-code(3Dプリンタが読む命令ファイル)が生成されます。
/slice layer=0.2 infill=30 support=on
layer= レイヤー高(mm)。0.2 が標準、細かくしたいなら 0.12 前後infill= 充填率(%)。飾りなら 15、強度が要るなら 40 以上support=on|off サポート材。宙に浮く部分があるなら onbrim=on|off / raft=on|off 反り対策temp= / bedtemp= 温度scale= 倍率、rotate=x90,z45 回転bed=220x220 ベッドサイズ/slice help でいつでも一覧を出せます。
/slice mode=laser format=svg,dxf
/slice mode=sla format=photon
mode=fdm — 一般的な樹脂積層。G-code を出力mode=laser — レーザーカッター用。SVG / DXF / G-codemode=sla — 光造形。photon 形式生成されたメッセージには「🖨 印刷」ボタンが付きます。ここからプリンタへ直接送信できます。USB シリアル接続、Moonraker、OctoPrint に対応しています。
ファイルをダウンロードして、SDカードに入れて、プリンタまで歩く──という工程がまるごと消えます。
/slice-rejin/slice-rejin
光造形プリンタ用のスライスです。こちらには実機を動かすモードがあります。
/slice-rejin print
print を付けたときだけ、実機に送って造形を開始します。付けない限り機械は動きません。しかもこの操作はサロン管理者のみに制限されています。
誤って高価なレジンを消費しないための二重の安全装置です。
現実的に効くのはこのあたりです。
逆に、精密な機構部品や、寸法が厳密に決まっているものには向きません。そこは専用のCADの仕事です。
チャットで話す → 画像にする → 立体にする → 現実で確認する → 出力する。
この5段階が、全部ひとつの会話の中で終わります。会議で「じゃあ作ってみます」と言って次の週まで待つ、という工程が不要になります。
次回は、オフラインからの導線の話です。NFC名刺と紹介リンクを扱います。