クラウドファンディングの終了が近づいている。
でも、目標金額にはまだ届かない。
「もう間に合わないかもしれない」
そんな状況でも、僕は残り日数だけを見て諦める判断はしません。
実際に、終了10日前から立て直しに関わり、目標を達成した案件があります。
2019年に実施された「リーマン母校に帰る」というプロジェクトです。
社会人が学校へ出向き、子どもたちに授業を届ける取り組みでした。
目標金額は300万円。
僕が相談を受けたのは、募集終了まで残り10日というタイミングでした。
本来、クラファンは公開前の準備が重要です。
でも、この案件ではすでに公開期間の大半が過ぎていました。
だから、公開前に戻って準備し直すことはできません。
残された時間の中で、何ができるか。
そこから立て直しを考える必要がありました。
僕が関わったのは、公開中の立て直しに関するアドバイスです。
プロジェクトの訴求や発信の見直し、支援を広げるための助言などを行いました。
そして結果として、残り約1週間で約250万円の支援が集まりました。
最終結果は、
支援総額:3,190,000円
支援者数:195人
目標300万円を達成して終了しました。
もちろん、これは僕ひとりの成果ではありません。
起案者の行動や、それまでの活動、協力者、支援者の存在があってこその結果です。
ただ、終了が迫っているからといって、必ずしも可能性がなくなるわけではない。
それを実感した案件でした。
この経験から、今もクラファンの終盤では次のことを考えます。
① まだ届けられていない人は誰か。
SNSで何度も発信していても、届けたい人全員に届いているとは限りません。
② 支援する理由は伝わっているか。
「あと○万円です」という数字だけでなく、支援によって何が実現するのかを伝えられているか。
③ 残り日数で実行できることは何か。
時間が限られているなら、施策を増やすより、今できることの優先順位を考えます。
これは、この案件の具体的な施策を再現したものではなく、現在の僕が終盤の相談で使っている判断基準です。
ここは誤解してほしくないところです。
この案件は、終了間際からでも目標を達成できた事例です。
でも僕は、最初からラストスパートに頼る設計はしません。
普段から目安にしているのは、
公開初日30%。
3日で50%。
1週間で第一目標100%。
です。
理想は、公開前から最初の支援が動く状態をつくっておくこと。
最後に巻き返せた経験があるからこそ、最初から最後に頼ってはいけない。
そう考えています。
クラファンの成果は、終了日が来るまで確定しません。
残り10日でも、残り3日でも、状況を見直すことはできます。
ただし、どんな案件でも短期間で巻き返せるわけではありません。
大切なのは、
「もう無理だ」と決めつける前に、今の状況で何ができるかを確認すること。
2019年のこの経験は、僕にその大切さを教えてくれました。
クラファン現場判断⑨|直接連絡はどこまでやる?僕がSNS投稿だけでは足りないと思う理由
クラファン現場判断④|なぜ最初の1週間で100%を目指す?僕が最終日達成を狙わない理由
クラファンの支援が止まった時どうする?|中盤で見直したい7つのこと
実際のプロジェクト:リーマン母校に帰る|READYFOR
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