クラウドファンディングが終了すると、
目標達成した。
支援金が集まった。
無事に終わった。
と、ひと安心します。
もちろん、ここまで走り切ったことは大きな一区切りです。
でも企業クラファンでは、
クラファン終了をゴールにしない
ことが大切だと思っています。
支援してくれた人。
売れた商品。
集まった声。
分かった市場の反応。
できた実績。
企業にとって本当に価値が出てくるのは、
これらを次の事業へどうつなげるか
だからです。
終了後、最初にやるのは支援者への報告です。
いくら集まったのか。
何人が参加したのか。
何を実現できるのか。
これから何をするのか。
そして、
支援してくれたことへの感謝。
クラファンが終わった瞬間から連絡がなくなると、支援者は置いていかれたように感じます。
だから僕は、
終了は報告の終わりではなく、次の報告の始まり
だと考えています。
当たり前のことですが、かなり重要です。
商品。
サービス。
イベント。
スポンサー対応。
クラファンで約束したものを、予定どおり届ける。
遅れる場合は、理由と今後の予定を伝える。
企業クラファンでは、
リターン提供まで含めてプロジェクト
です。
クラファン期間中は発信が活発だったのに、終了後の対応が雑だった。
これでは、その後の顧客関係につながりません。
むしろ終了後の対応こそ、
「この会社を今後も利用したい」
と思ってもらえるかどうかに関わります。
クラファンで商品を支援してくれた人は、
ただの購入者ではありません。
まだ一般販売されていない段階で選んでくれた人。
会社の挑戦を知り、参加してくれた人です。
だから企業にとっては、
最初のお客さんであり、最初の応援者
でもあります。
商品を届けた後、
感想を聞く。
利用している様子を教えてもらう。
次の商品を案内する。
一般販売開始を知らせる。
イベントへ招待する。
といった形で、関係を続けられます。
もちろん、連絡方法や個人情報の扱いは、各サービスのルールや本人の同意に沿って行う必要があります。
大切なのは、
クラファンが終わったから関係も終わり
にしないことです。
企業クラファンには、支援総額以外にもデータが残ります。
どの商品が選ばれたか。
どの価格帯が動いたか。
どんな人が支援したか。
どの発信に反応があったか。
企業需要があったか。
想定していなかった使われ方があったか。
これは、
実際に市場へ出して得た一次情報
です。
たとえば、
思っていた主力商品より別の商品が売れた。
個人向けのつもりが企業から問い合わせが来た。
想定外の年代から反応があった。
こうした結果があれば、一般販売や次の商品開発へ生かせます。
クラファンの結果は、
成績表ではなく、次の事業を考える材料
として見ます。
新商品クラファンなら、特に重要です。
クラファンで売れた。
500人が支援した。
そこで終わったら、もったいない。
次に考えるのは、
一般販売をいつ始めるか。
どこで販売するか。
価格はいくらにするか。
クラファン支援者へどう伝えるか。
クラファンの実績をどう活用するか。
です。
たとえば、
「クラファンで500人が参加」
という結果があれば、その事実を一般販売時のPRにも使えます。
ただし、
クラファンで売れた=一般販売でも売れる
とは限りません。
応援や限定性など、クラファン特有の理由もあるからです。
だからクラファン結果を使いながら、
一般販売では改めて市場を見ていきます。
企業クラファンでは、社内にも経験が残ります。
だから僕なら終了後に、
何がうまくいったか。
何が遅れたか。
どの発信が動いたか。
どのリターンが売れたか。
社内体制に問題はなかったか。
次にやるなら何を変えるか。
を整理します。
クラファンを一回だけのイベントにすると、その経験も消えてしまいます。
でも記録しておけば、
次の商品。
次の新規事業。
次のクラファン。
に使えます。
一度のクラファンを、会社のノウハウに変える。
ここまでできれば、外部サポートを使ったとしても、社内にちゃんと資産が残ります。
企業クラファンが終了したら、僕なら、
支援者へ結果と感謝を伝えたか。
リターン提供まできちんと管理できているか。
支援結果から何が分かったか。
一般販売・次の商品・次の事業へどうつなげるか。
今回の経験を社内に残せているか。
を確認します。
支援金が入金されたら終了。
ではありません。
むしろ、
クラファンで得たものを事業に変える時間は、終了後から始まります。
企業がクラファンをする意味は、
支援金を集めることだけではありません。
顧客。
販売実績。
市場の反応。
応援者。
企業との関係。
社内ノウハウ。
いろいろなものが残ります。
だから僕は、
クラファン成功=目標金額達成
だけでは考えません。
クラファンが終わった後、
その会社に何が残ったのか。
そして、
次の事業に何がつながったのか。
そこまで含めて企業クラファンだと思っています。
クラファンの終了日は、
プロジェクトの終わりではなく、事業の次のスタート。
企業でクラウドファンディングを実施するなら、最初からその先まで設計しておきたいところです。
法人クラファン実践①|企業がクラファンを始める前に決めたい5つのこと
法人クラファン実践⑤|企業クラファンのリターンはどう作る?一般販売につなげる設計方法
新商品開発にクラファンを使うメリット|先行販売・テストマーケティング・一般販売前の実績づくり
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